当社では、ダンボール製品の製造販売と顧客先へのアウトソーシングの2つを主な業務内容としています。アウトソーシングとしては、人材と機械を顧客先に派遣して、その場でご購入いただいたダンボール製品を組み立て、商品を梱包した上で検査するという物流一連の作業を担当。過当競争が激しい業界において、品質や環境に優しい、リーズナブルなコスト、スピーディーな対応力という魅力的なセールスポイントを確立しようと考え、60年前からアウトソーシングを手掛けるようになりました。メーカー様にはより良い製品を大量に作ることに専念して頂き、繊細なパッキングは当社が担当する。これはある意味、大きな信頼を頂戴していることでもあると自負しております。
2000年に完成した大阪本社工場は、設立計画が浮上した時にお客様から要望をお伺いして反映し、業界に先駆けて防虫防塵を徹底した構造としました。当社の取引先は、製薬メーカー、食品メーカー、ガラス容器メーカーが主体。ですから、ダンボール製品への異物混入は許されません。「食品を扱う感覚でモノづくりをしてほしい」という意見を尊重し、換気口は二重メッシュにし、外気に直接触れないように工場に入る前に前室を設ける等の工夫を凝らしました。
また、工場の屋根にはソーラーパネルを設置して使用電力の20%を発電。環境保全は我々製造メーカーの使命だと考えているため、自分達で使うエネルギーはできるだけ自分達で作るように取り組んでいます。2016年3月に竣工した関東工場にも二期工事でソーラーパネルを設置し、使用電力の100%を発電するように計画。これからの工場づくりというものは環境保全やエネルギー問題を考慮することが企業の責任であると考えています。
これからも常に時代の流れをキャッチし、積極的に特長あるダンボール製品の開発に取り組み続けてまいります。